秀明自然農法とは
岡田茂吉師(1882~1955)が提唱した自然栽培法で、土に対して自然堆肥のみ使用し、土の力を発揮させる農法です。
農法の理念は『自然順応、自然尊重』であり、農薬や肥料は使わずに、自家採種による種子を使用します。
おいしさのヒミツ
ホンモノの野菜
秀明自然農法の野菜はビタミンCを多く含み、老化を防ぐ抗酸化力も高い数値を示しています。発がん性物質のもとになる硝酸態窒素はほとんど含まれていません。秀明自然農法で何代も野菜を育てると味が濃く、料理しやすく、体に必要な栄養素をたくさん含むようになります。
自分で採ったタネ
自家採種とは育てた作物に実った種を採ることです。作物は同じ土地で何代も育てられると、次第に土地に合った種に変わっていきます。
自家採種は農家にとって、テマヒマがかかるものです。けれどもテマヒマによって、気候風土に調和した生命力のあふれる力強い野菜が生まれます。
土は栄養のかたまり
土には元々あらゆる栄養分が含まれています。肥料を与えず自然の恵みを生かして土を豊かにしていけば、土はやわらかく温かく適度な水分を保持できるようになり、微生物をはじめ多様な生き物が生育します。この結果、肥料を与えなくても作物は成長することができます。
肥料はいらない
秀明自然農法では肥料を使いません。肥料を使わないと作物は自ら根を地中に長く伸ばし、微生物と協力して栄養分を土から直接引き出します。また長い根によって厳しい環境に耐える強さを獲得し、生命力にあふれた実を付けることができます。
生態系のバランスを守る
肥料を使わなくなれば、年々害虫や病気の発生は少なくなります。多くの虫や微生物を含む土は豊かです。秀明自然農法では人も植物も虫も微生物も、みんな平和に共存しているのです。